皆様、いかがお過ごしですか。
私は、氷川公園の色とりどりのバラの香りに包まれながら、このメールマガジンを書きました。
この「人間塾」は、「自分らしい生き方」を見つけて、幸せになって欲しいという願いを込めて、私の自作の励ましの言葉をお贈りしています。
4号までは、「夢の言葉」をお届けしましたので、今回は私自身の「夢の体験談」と夢を実現した企業創業者の姿の二つの実際の事例を示したいと思います。
第1話
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学生時代のことです。私は紀伊国屋書店(東京・新宿)に行って、書棚にずらりと並んだ沢山の本を眺めていました。
そして、
「俺も将来は、自分の本を書いて出版したいものだ。自分の本が紀伊国屋の書棚に並べられれば、こんな素晴らしいことはないだろう。」
と、自分の本が紀伊国屋の書棚に並べられている光景をイメージしながら、そのような途方もない夢を描いていました。
紀伊国屋に行くたびに、その夢はどんどん膨らんで、やがて本気で本を書くようになりました。
今では、紀伊国屋書店のあちこちの書棚に拙著が並べられています。
書店で自分の本を眺めていると、その本が私に、
「お前の夢は実現したな。でもこれで満足せずに、もっと大きな夢をもって、もっといい本を出せよ!」
と励ましてくれているような気がします。
それでもなお私の夢は終わったわけではなく、私のいまの夢は、
「自分が本に化けたような本」
を書きたいと思い、目下、執筆中です。
本を書くときは、夢を描きながら、熱い、熱い想いを込めて、書いています。
熱い想いが、夢を実現させてくれるのだと、実感しています。
第2話
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何年か前に、「あんぱんは なぜ 売れ続けるのか」という本を清流出版から出版したところです。
この本は、100年以上の長きに亘って、存続・発展し続けてきた日本人には馴染みの深い優良企業7社の経営・事業の成功とその逸品の秘密をマーケティングの切り口で解き明かしたものです。
これら7社に共通している点は、創業者が夢を抱いて起業し、その志ともいうべき夢を後継者たちが引き継ぎ、求め続けてきたということです。
例えば、田崎真珠は、創業者である田崎俊作社長の
「日本の女性を真珠で装いたい」
「世界の人たちに真珠を知って欲しい」
という二つの夢と
「田崎真珠を発展させることによって新しい日本づくりに少しでも役立ちたい」
という志によって、生まれ、育まれてきました。
小さなアパートの一室で、このような夢を抱き、高い志を立てて起業し、50年の歳月を経て、世界に輝く田崎真珠を築き上げてきた原動力は、田崎社長の
「夢のないところに実現はない」
という座右の銘であったことは間違いありません。
この言葉は、田崎真珠の社是として掲げられ、田崎真珠の理想の姿であると謳われています。
田崎真珠の事業の成功は、夢と志の実践によってもたらされたものだ、と私は深く感銘しているところです。
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自分の夢を求め続ける姿こそ、本当に自分らしい生き方であると、私は思います。
そこで次回は、「生き方」の言葉をお届けします。
井上昭正
あんぱんはなぜ売れ続けるのか 井上 昭正著 |
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